「私は、目に見えるものすべてを研究したいとは思わない。50年かけてもできることではないからである。私の願いは、可能な限りの発見をすることなのである」（クリストファー・コロンブス）クリストファー・コロンブスは、明確な方向性は持ちつつ、その方向性が自分や隊員たちをどこへ導くのかに関しては、見当がついていなかった旅人の代表的な例です。地球は球体であり、西へ長く航海すれば東インド諸島に到達できると確信していたコロンブスは、コンパスを用いて、長期間に渡って西方への進路を進み続けました。その結果、当時のヨーロッパ人にとって未知の全く新しい世界を発見し、ヨーロッパ人によるアメリカ大陸への探検と植民地化の幕開けとなりました。