私たちの内面の状態と姿勢、思考プロセスで構成される マインドセット(思考の傾向、ものの考え方)が、外側に表れる私たちの行動上の活動を作り出しています。成功する変化はみな、マインドセットの変化を必要とします。私たちが何を行うかは、私たちのマインドセットで決定されます。そして、何を行うかによって、達成できるアウトカム(最終結果)が決まります。
サクセス・マインドセットマップ™を作成するために、サクセス・ファクター・モデリングの特質を適用し、イーロン・マスクやアップル社のスティーブ・ジョブズ、ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン、Amazon.comのジェフ・ベゾス、スターバックスのハワード・シュルツ、グラミン銀行のムハマド・ユヌス、ザ・ボディショップのアニータ・ロディックなどのような有名な起業家を分析ました。その結果、パッション(情熱)、ビジョン、ミッション、野心(アンビション)、役割(ロール)という起業家マインドセットの鍵となる要素を特定することに加え、次世代起業家精神と意識的なリーダーシップを支えるマインドセット、行動、習慣のパターンも数多く確立することができました。サクセス・マインドセットマップは、成功を可能とするマインドセットには3つの領域があることを特定しました。
メタ・マインドセットとは、自らの仕事や世界、そして、その世界における自分の居場所に対する基本的な姿勢に関係しています。メタ・マインドセットとは本質的に、私たちのパッション、ビジョン、ミッション、野心、役割の感覚で構成されています。
マクロ・マインドセットとは、自身のベンチャーの全体像に焦点を当て、行動に移すために必要な精神面での鍛錬や実践に関係しています。これには、自身のエネルギーと集中力を管理することや、率直なフィードバックを頻繁に求めること、機会を見極め、リスクや逆境に効果的に対処すること、そして自分の活力を再生し、バランスを取ることなどが含まれます。
ミクロ・マインドセットは、持続可能なベンチャーを築く上で必要な、具体的な活動を生み出し、導きます。それは、目的とモチベーションの根源を明確にしたり、自身の商品やサービスを開発して利益と収益を生み出したり、成果を出すことができるチームを育ててアラインメントを取り、必要なリソースを確保し、ビジネスを拡大し、利害関係者のために価値を作り出し、利用可能なリソースを強化、活用できるWin-winなパートナーシップを築くなど、継続的な優先事項を決定します。
要約すると、サクセス・マインドセットマップ™は、サークル・オブ・サクセスによって定義した特定のコア・アウトカムを達成するために、メタ、マクロ、ミクロの、どのマインドセットの要素が最も重要で、最も関連深いのかを特定することができるということです。自分に特有の素質や傾向を把握し、プロジェクトやベンチャーを次のレベルに引き上げるためにはどのようなことを優先し、どのようなことを強化すべきかを特定するために、サクセス・マインドセットマップ™を役立てていただけます。